Webアクセシビリティ対応はまず可視化から!事業成長につなげる考え方
はじめに
- この記事の要点:Webアクセシビリティはチェックリスト対応に留まらず、各種データから現状把握をすることが重要
- このような方におすすめ:Webアクセシビリティ対応の基本的な考え方を知りたい方
Webアクセシビリティとは?
Webアクセシビリティ(全てひらがなでウェブアクセシビリティとも)は、デジタル庁のガイドブックで言われている通り、本来は「便利な設定」という意味ではなく、「情報へのアクセスのしやすさ」のことを指します。今やこれが万人にとってWebサイト上の情報に等しくアクセスしやすい状態という意味に拡大されています。
2024年に改正障害者差別解消法が施行されてからは障害者対応という側面が大きく注目されていますが、障害の有無だけではなく年齢や身体的特徴によらないことも押さえておく必要があります。視覚と聴覚が衰えていく高齢者はもちろん、子どもも対象になります。視力が未発達、手首の筋肉・骨が未成熟、語彙力や漢字の読解力が大人よりも少ないといった特性も配慮の対象となります。
また、環境の変化も押さえておくべきポイントです。スマホで屋外の太陽光の下で見やすい環境(コントラストがはっきりついている)なのか等もアクセシビリティ対応に入ります。Webアクセシビリティは、広義的にはユーザビリティデザインであるとも言えます。
対応のために、データを活用する
実店舗であれば「段差につまずいた」「字が小さくて読めない」という声が店員に届きますが、サイトでは誰も文句を言ってくれず、ただそっと画面を閉じるだけです。Web担当者は、失客をしているのにそれに気づかないことになってしまいます。
このような事態は起こらないことを前提としておくのではなく、起こりうるという前提に立ち、データを使って事象を可視化することが重要だと考えます。以下のようなデータを活用することで、現状を可視化できます。
- 定量データ:アクセス解析ツールやヒートマップツールによりまとまったユーザーの行動傾向を把握する
- 定性データ:実ユーザー数名がWebサイトを体験している状況をつぶさに把握する
- チェックリスト:そのWebサイトが技術的にWebアクセシビリティのガイドライン(JIS X 8341-3:2016 試験実施ガイドライン)に適合しているかを把握する
「スマホからのアクセスが多いのに、スマホでの問い合わせ完了率だけが異常に低い」といったデータこそが、アクセシビリティ対応不足による機会損失の気づきになります。
義務から売上成長へ
近年はブラウザのアドオンなどでWebアクセシビリティを自動的かつ効率的にチェックすることもできるようになりました。しかしそれだけではWebアクセシビリティ対応の本意に沿っていることにはなっておらず、また売上という成果にとっても機会損失のままです。
自社のWebサイトの機能で対応すべきところ、ブラウザに任せるところ、あるいはガイドラインの基準よりもさらに強めて対応すべきところなど、ユーザー本位の視点から紐解いていく必要は今後より強まっていくと考えます。それが長期的には売上の成長につながってきます。
エディプレックスにおいては、Webデザインの実績とマーケティングデータの双方を活用することでWebアクセシビリティ対応をご支援します。是非一度お声がけいただけますと幸いです。
