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北八ヶ岳:高見石 積雪期トレッキング

厳冬の1月、積雪期を迎えた八ヶ岳は雪をまとい、美しい景色を作りだします。
穏やかな山域が広がる北八ヶ岳エリアは、雪山登山の入門コースとして親しまれてます。
今回はそのひとつ「高見石」という展望ポイントへ、のんびり登って2〜3時間のルートを紹介します。



JR中央線 茅野駅からバスに乗って1時間、渋ノ湯へ到着。
奥蓼科温泉郷の最深部、標高1,800mの高所温泉です。



登山補導所で登山届を提出して、橋を渡り登山道へ入ります。
雪山での登りは、少し寒いくらいのレイヤリングで出発しましょう。



「黒百合平」へのルート分岐に出るので「高見石」へ進みます。
各ポイントにこのような道標があるので安心です。



高見石への樹林帯は、トレース(踏み跡)が明瞭で歩きやすいコースになってますが、
積雪量によってはアイゼンやスノーシューが必要になります。



完全に視界がひらけ「賽の河原」に出ます。
冬は常に強風が吹きつけるポイントです。マーキングを確認しながら早めに通過しましょう。



「賽の河原」は大きい岩がゴロゴロしている地形ですが、冬は雪に埋もれるので歩きやすくなってます。



後方を振り返ると「賽の河原」の浅い谷が扇状に広がってるのが確認できます。
遥か遠くには中央アルプスが望めます。



「賽の河原」を登りきると進路は北側に折れ、少しのあいだ急登が続きます。
低い樹木に空気中の水蒸気が強風で吹きつけられ、神秘的な光景が形成されます。



再び樹林帯へ入り、丸山との分岐点を東側へ折れます。
なだらかな雪道をしばらく進むと高見石小屋に到着。



高見石小屋は標高2300mにあり、通年営業しています。
オーナーさんは天文博士、天体望遠鏡も据えてあり天体ファンも多く訪れます。



ランプの灯りの元で薪ストーブがあたたかい山小屋です。
名物は注文してから揚げてもらえる「揚げパン」。夕食は美味しい湯豆腐でした。



山小屋の周りはダケカンバやシラビソ、コメツガの原生林に覆われ霧氷で飾られます。



山小屋の裏手にある展望台”高見石”から望む白駒池。
標高2,000m以上の天然池では国内最大といわれてます。



北方向の展望に、茶臼山・縞枯山。
緩やかなルートが広がっているので日程に余裕があれば足を伸ばすことができます。



下山は登りと同じルートをのんびり歩いても1.5〜2.5時間。下山後は渋の湯で温泉も楽しめます。
今回のコースは日帰りでも行くことができますが、余裕をもって山小屋で1泊ゆったり過ごすのもおすすめです。

雪山の装備品を必要最低限揃えてから、最初の一歩としてぜひ体験してみてください。