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デザインするということ

デザインを打ち出している会社なのに
デザイン系の話が少ないと言われましたのでデザインの話をちょっと書きたいと思います。

個人的に「全ての事と物にデザインがある」と思っており、
社員全員デザインする(考える)習慣を身につける必要があると思っています。

コーポレートの方にも少し記載させていただいておりますが、
それは表層的で装飾を施すデザインということではなく、
例えば組織の仕組み、トイレ掃除の仕方、施設内で人の動く流れ、気持ちの変化、
システムのデータ処理フローなどなど…

複雑に見えるものでも、俯瞰から本質を考え、
できるだけシンプルにそぎ落とす作業が必ず必要になります。
それは水の流れのように
ある地点からある地点まで自然な流れを形として表す事に似ているかもしれません。

これが結構時間がかかります。

デザインするという事は
自己を表現するアートとは違い、
なによりアウトプットが機能する事が重要だと思っています。

良いコピーライティングも大枠同じフローを踏んでいるはずで
糸井さんのような大御所の方は、シンプルで本質を突く言葉を簡単そうに表しますが、
本質を理解しなければ絶対に出てこない筈ですし
簡単そうという所まで突き詰めるのは、言葉の引き出し、経験、整理術が
半端ではないからシンプルに言葉が刺さり、気持ちが動き、機能するのだと思います。

新規のお仕事ではたまに
「ウェブサイトのトップページラフを何案か最初に見せてほしい」
という感じのご要望をいただく事がありますが、
トップページというのはサイトの入り口にあたりますが、
デザインの流れで言えばゴールに近い場所にあります。

サイトの要件、事業の本質、伝えたいこと、実現したい目標、仕組み、競合との比較
などサイトを作る上で必要な要素を全てテーブルに乗せ、
俯瞰から再整理し、全体をまとめあげ、
最後に近い状況になって初めてサイトのトップページは最適化します。

つまりサイトトップを出すという事は、
その仕事の8割が完了し、後は実行だけという状況だと思っています。

ですので軽々しくトップページを何案も出します。
とは言い難く、何となく小綺麗なだけの表層的なデザインで
やっつけて誤魔化してしまったら、お互いが不幸になってしまう筈です。

とは言え、相手の気持ちも理解できます。
・ビジュアルが無いと全くイメージが湧かない
・どんなデザインが良いのか具体的に見ないと分からない
・クオリティーを事前に見ておきたい

そんな時は、具体的なサンプルサイトやビジュアル資料・施策事例を見せて
テイストはこんな方向で、仕組みはこんな方向で...
といった「イメージの共有」を図るフローを入れる訳です。

お互いに納得の行くスムーズなフローを考えるのもデザインです。